導入された医療機関の方々の声

点検業務の重点化(病院200床、医事課長補佐)
 院内において先生方にレセプト点検をしていただくため月末にレセプトの印刷をしています。
 今までは、レセプト用紙のストックが必要なため毎月在庫管理を行っていましたが、レセプト電算処理システムを導入してからは光ディスク(MO)で審査支払機関に提出するため、レセプトの印刷には市販の安価なコピー用紙又は一度印刷した用紙の裏面を再利用していますので、在庫管理を行う必要がなく、経費の削減にもなっています。
 診療科によっては、日常業務の中で点検確認作業を行っているため、月初めの3〜4日間で残業することなく請求書まで作成してしまう科もあります。
 従来、集計作業には1〜2日の残業もしくは休日出勤をして行っていたものが、わずか1時間位でできてしまうため作業時間の短縮となり、点検業務に重点を置き効率的に作業が行えます。

様々な統計処理が可能(病院210床、庶務課長)
 審査支払機関と病院のデータは原則的に完全一致していることによる控え用の紙レセプトの必要もなく、保管場所の削減が実現しました。
 また、これまで個々に作成していた院内の各種システムのコード体系が基本マスターを基準に確立したことも大きなメリットであり、今後、院内各種システムとの連携がさらに容易に行えることから、データの一元管理が促進され、オーダリングシステム、電子カルテ等への発展が期待されます。
 さらに傷病名マスターが標準化されたため、病名を軸とした統計をはじめとして、様々な統計処理が可能となりました。また、今まで院内で作成していた諸統計の基準データをレセプト電算処理データに統一したことにより、整合性をもった統計が作成可能となりました。
 レセプト電算処理システムの導入は、審査支払機関に対する磁気媒体によるレセプトの提出が主たる目的と考えられがちですが、切り口・視点を変えて考えてみますと、私たち参加医療機関のデータの標準化が促進されるということは、医療機関相互の診療データの互換性が実現されるということでもあります。
 プライバシー保護に対する基準を確立した上で患者データの共有を可能とし、県内医療機関どうしの連携をより強固にするための重要な手段として、レセプト電算処理システムの導入が大きな役割を果たすことではないかと考えております。

改定時の作業時間短縮は大きなメリット(病院240床、医事課長)
 診療報酬改定時には、各種マスターの整備に以前は2か月を要していたものが、平成14年4月改定時の作業は2週間で終えることができ、この作業時間の短縮は大きなメリットだと思われました。

事務作業の省力化(小児科診療所、院長)
 レセプト電算処理システムの利点は、何と言っても事務作業の省力化です。レセプト等の編綴作業が省略され、事務職員が時間外にまるで職人芸のように行っていたこの作業がなくなったことは大きな利点です。次に多くの時間を要していたレセプト用紙への印刷がなくなったことです。さらに、点検作業の省力化です。これまでは紙に出力して院内点検を行っていましたが、現在はシステムのチェック機能を利用して、単純な記載誤りや病名漏れ等をチェック・補正できることにより、院内点検がかなり省力化されました。
 もちろん、医院独自でチェック方法を工夫したり、日々の点検を強化することにより効率性・確実性を高めたことも事実です。

診療に専念(内科診療所、院長)
 紙レセプトの印字に半日要していたものが、コンピュータからフロッピーディスクに5分で落とせますので、うるさい印刷機の音を長時間聞かなくてもよくなりました。
 また、請求事務のための職員の残業や休日出勤が全くなくなりました。
 院内点検に関しては、私自身が提出前にまとめて行うチェックが完全になくなったことです。チェックが楽になったのに返戻は半分以下に減っています。
 レセプト電算処理システムを導入して、仕事量と経費面で大幅な軽減ができましたが、一番大きなことは、私自身が診療に専念できるようになったことです。
 これまでの医療分野における様々な政策の中で、このレセプト電算処理システムはメリットが大きいと思いますし、私自身導入してよかったと思っています。レセプト作成に当たりコンピュータをお使いの保険医療機関の皆様にはぜひ、導入されることをお勧めします。

ORCAでレセ電参加(内科小児科診療所、院長)
 レセ電子請求は、まだ多くの医療機関にとってよく判らないことが多いと思います。レセプト用紙での請求と電子請求の違いは、編綴の作業がなくなること等のみならず、その基盤が大きく異なる点です。
 紙レセプトでは、診療報酬改定のたびごとの表記方法の変更に加え、県により請求方法が異なる点への対応など大きな負担がありました。一方、電子請求は、傷病名コードを基本とし比較的簡便な構造をもつ等で、例えば、県別差違も少なくなるよう電子化のメリットを生かすべく開発されてきています。
 日医標準レセプトソフト(通称ORCA)も、コードや規格の統一変更など、レセ請求の利便性向上への提言実行に努められ、レセ電子請求は随分使いやすくなってきています。
 レセ業務全般の煩雑性解消や利便性向上のために、是非より多くの先生方の参加を望みます。


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